三菱地所レジデンス株式会社、三菱商事都市開発株式会社、野村不動産株式会社が名古屋市西区で推進する「ノリタケの森地区計画」における住宅街区開発計画「(仮称)ノリタケの森地区計画プロジェクト」は、2020年1月30日(木)、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(略称ABINC)が主催する第2回「ABINC賞集合住宅部門優秀賞」を受賞しました。
本表彰は、「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)」を取得した事業所のうち、特にABINCの普及啓発や生物多様性の普及に対する貢献度が高い施設を対象として表彰されるものです。第1回ABINC賞では、「ザ・パークハウス西新宿タワー60」(三菱地所レジデンス、相鉄不動産、丸紅、西新宿5丁目中央北地区市街地再開発組合)、「プラウド国分寺」(野村不動産)が特別賞を受賞しています。
※ABINC 認証制度
自然と人との共生を企業活動において促進することを目的に生物多様性に配慮した緑地づくりや管理・利用の取り組みを第三者評価・認証している。
当計画では、近接地にある名古屋エリアのオアシス「ノリタケの森」とのつながりを意識し、約5,500坪の敷地の30%以上を緑地化。計画地周辺の環境調査を行い、緑地全域で在来種を半分以上用いるなど、地域の生態系に配慮した計画となっています。また、緑地の一部は自由通路として、マンション住民だけでなく、周辺住民にも開放されます。
① 緑地率(生物多様性貢献面積)の高さ
従前は工場跡地で緑地面積が少なかったところ、約30%・約5,500 ㎡という高い緑地率を計画。
② 在来種率の高さ
緑地(約 900 ㎡)の在来種率 50%以上が最高評価を受ける基準であるのに対し、樹林約 87%、草木約69%を計画。
③ 動物の生息場所や移動経路に対する配慮
鳥の巣箱を 5 箇所、落ち葉溜め、バードバス(鳥が水を飲んだり、浴びたり、身体を冷やしたりする人工的な水たまり)を設置。
密度の高い緑地形成にて地中生物の生育環境の安定化。
④ 環境教育プログラムの実施
引渡後 3 年間複数のプログラムを実施予定。プログラムの具体的な実施詳細も策定済。
所在地 | 名古屋市西区則武新町三丁目123-1、134、135、141-1、142-1(計5筆) |
交通 | 地下鉄東山線・桜通線「名古屋」駅10番出入口徒歩11分 地下鉄東山線「亀島」駅徒歩6分 名鉄名古屋本線「栄生」駅徒歩8分 |
建築面積 | 6,743.51㎡ |
敷地面積 | 18,180.98㎡ |
用途 | 共同住宅、子育て支援施設 |
構造・規模 | RC造 地上19階建 |
総戸数 | 462戸 |
設計・施工 | 矢作建設工業株式会社 |
竣工 | 第1工区2021年10月(予定)、第2工区2022年11月(予定) |
引き渡し | 第1工区2022年2月(予定)、第2工区2023年2月(予定) |
2018年度ABINC認証取得物件 | ザ・ガーデンズ 大田多摩川 |
2017年度ABINC認証取得物件 | ザ・パークハウス 和光市 ザ・パークハウス 福岡タワーズ ザ・パークハウス オイコス 鎌倉大船 (仮称)ノリタケの森地区計画プロジェクト |
2016年度ABINC認証取得物件 | ザ・パークハウス 国分寺四季の森 ザ・パークハウス あざみ野一丁目 ザ・パークハウス 津田沼前原ガーデン ザ・パークハウス オイコス 三国ヶ丘 hitoto 広島 The Tower |
2015年度ABINC認証取得物件 | ザ・パークハウス 国分寺緑邸 ザ・パークハウス 東戸塚レジデンス ザ・パークハウス 宝塚 蘆花公園 ザ・レジデンス ザ・ガーデンテラス目黒 |
2014年度ABINC認証取得物件 | ザ・パークハウス 千歳烏山グローリオ ザ・パークハウス 西新宿タワー60 ザ・パークハウス 桜坂サンリヤン |
2018年度ABINC認証取得物件 | ザ・ガーデンズ 大田多摩川 |
2017年度ABINC認証取得物件 | プラウドシティ吉祥寺 プラウドシーズン稲城南山 プラウドタワー武蔵小金井クロス (仮称)ノリタケの森地区計画プロジェクト |
2015年度ABINC認証取得物件 | プラウドシティ武蔵野三鷹 蘆花公園ザ・レジデンス |
2014年度ABINC認証取得物件 | プラウド国分寺 |
2013年度ABINC認証取得物件 | 横浜ビジネスパーク |
三菱地所レジデンスでは、「ザ・パークハウス」において ABINC 認証のみならず、生物多様性保全への取り組み「BIO NET INITIATIVE(ビオ ネット イニシアチブ)」を推進しています。
物件規模や敷地面積に関わらず、「ザ・パークハウス」一つひとつの物件において、生物多様性の保全に配慮した取り組みを行い、植栽を計画します。このことにより、物件周辺の緑地や街の緑とつなぎ、植物や生物の中継地的な役割を果たす緑化空間を創出、いのちをつなぐ街に発展していくものと考えます。また、今後も三菱地所レジデンスが供給していく個々の「ザ・パークハウス」が地域植生とエコロジカルネットワークを形成する存在となることで、地域への貢献を継続的に行っていくことを目標に掲げています。